テニスのタイブレーク

テニスのタイブレークについて

テニスダブルス

ダブルスの試合に出ていると、
しばしばタイブレークをしなければ
いけない場面があります。

 

タイブレークとは、
互いにゲームを取り合って
6-6のゲームになったときに
両方が交互にサーブを打ち合うゲームのことです。

 

テニスは一般的にサーブを打つ方が
有利とされています。

 

そのため、両者に不利がないように、
交互にサーブを打ち合って
勝敗を決めるゲームがタイブレークです。

 

 

タイブレークのルールを知らず、
パートナーに任せていませんか?

 

試合に出る限り、
タイブレークのルールは
最低限知っておく必要があります。

 

その前に、出場する大会のルールで、
タイブレークがある試合とない試合が
あるのを覚えておいてください。

 

プロの試合と違って、
アマチュアの試合は
時間短縮のためにタイブレークを行わない大会もあります。

 

例えば、6ゲーム先取といったら、
5-5になったら次のゲームをとった方が勝ちになります。

 

奇数のゲームで終わるので、
先にサービスゲームした方が有利ですが、
大会のルールなので仕方ありません。

 

試合数が多くなると消化しきれなくなるため、
5ゲーム先取や4ゲーム先取になる大会もあります。

 

そして、タイブレークのある大会は、
6-6タイブレークといいます。


タイブレークのポイントの数え方

タイブレークの勝敗は、
7ポイント先取したペアが勝ちになります。

 

テニスは通常、
1ポイントが15、
2ポイントが30、
3ポイント以上が40と数えます。

 

しかし、タイブレークの場合は、
普通に1、2、3…と数えます。

 

最近では、10ポイント先取のタイブレークもありますが、
通常は7ポイント先取です。

 

しかし、ポイントが6-6になったら、
どちらかが2ポイントリードするまで行います。

 

例えば、8-6とか10-8とか、
20-18でも2ポイントリードしない限り
タイブレークは続きます。

 

関連記事
テニスの点数の数え方の仕組み!どうなったら勝ち?

 

タイブレークのコートチェンジ

テニスダブルス

タイブレークは公平にするために、
6ポイントおきにコートチェンジをします。

 

例えば、最初のコートチェンジは、
6-0か5-1か4-2か3-3になったときです。

 

7ポイント先取のタイブレークの場合は、
2回目以降は6-6、9-9、12-12のように
同点の場合のみになります。

 

10ポイント先取の場合は、
2回目は9-3、8-4、7-5、6-6、
3回目以降が9-9、12-12のように
同点の場合のみになります。

 

屋外のコートなら風や太陽の方向によって
有利、不利があります。

 

屋内コートでも照明の位置などの関係で
有利不利があるかもしれません。

 

できる限り公平にするために、
コートチェンジをします。

 


タイブレークのサーブの順番

タイブレークのサーブの順番は、
最後のゲームでサーブをした人の
次のサーバーから始めます。

 

例えば、AさんとBさんのペア、
CさんとDさんのペアで試合したとします。

 

サーブの順番が、
AさんCさんBさんDさんの順番だとすると
タイブレークのサーブの順番も
この順番でサーブをします。

 

タイブレークの最初のサーバーは1回のみ、
それ以降のサーバーは2回ずつサーブしていきます。

 

サーブの順番は以下のようになります。
第1ゲームのサーバー Aさん
第2ゲームのサーバー Cさん
第3ゲームのサーバー Bさん
第4ゲームのサーバー Dさん
第5ゲームのサーバー Aさん
第6ゲームのサーバー Cさん
第7ゲームのサーバー Bさん
第8ゲームのサーバー Dさん
第9ゲームのサーバー Aさん
第10ゲームのサーバー Cさん
第11ゲームのサーバー Bさん
第12ゲームのサーバー Dさん

 

このようにサーブの順番が進んで
タイブレークのサーバーは

 

タイブレーク1回目のサーバー Aさん
テニスダブルス
タイブレーク2回目のサーバー Cさん
テニスダブルス
タイブレーク3回目のサーバー Cさん
テニスダブルス
タイブレーク4回目のサーバー Bさん
テニスダブルス
タイブレーク5回目のサーバー Bさん
テニスダブルス
タイブレーク6回目のサーバー Dさん
テニスダブルス
タイブレーク7回目のサーバー Dさん(コートチェンジ)
テニスダブルス
タイブレーク8回目のサーバー Aさん
テニスダブルス
タイブレーク9回目のサーバー Aさん
テニスダブルス
以降、同じ順番で続く

 

このようになります。

 

ただし、5-5のタイブレークだったら、
第10ゲームが終わったらタイブレークなので、
タイブレークの最初のサーバーはBさんということになります。

 

タイブレークのサーブの位置

タイブレークのときのサーブの位置は、
ちょっとわかりにくいかもしれません。

 

最初のサーブはフォアサイドから行い、
それ以降、バック、フォア、バック、…
と順番にサーブしていきます。

 

間違えやすいのは、
常にバックサイドからサーブが始まる
ということです。

 

最初のサーバーだけはフォアサイドからサーブして、
それ以降の人は常にバックサイドでサーブしてから
フォアサイドでサーブをします。

 

通常のゲームでは、
フォアサイドからサーブを打つので、
間違えてタイブレークもフォアサイドから
サーブする人は以外と多いです。

 

関連記事
試合に出るなら知っておきたいテニスのルール【サーブ】

普段のゲームに取り入れる

タイブレークはなかなか普段やる機会がないので、
いざ試合ですることになると
戸惑うことも多いです。

 

やり方がわからないまま、
試合で力を出し切れなかったら本末転倒です。

 

そうならないために、
普段やるゲームにタイブレークを
取り入れるのも一つの方法です。

 

いつもの4ゲームや6ゲームの試合でなく、
タイブレークのみで勝敗をつける試合です。

 

タイブレークのやり方を覚えるだけでなく、
1ポイントの重さもわかり、
タイブレークに慣れるようになります。

 

試合でスムーズにタイブレークを行えるように、
ルールをしっかり覚えておきましょう。

 

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